産廃屋ワン子のひとり言

ありがとうございました

みなさまご無沙汰しておりました。カブです。みなさまにおかれましてはご健勝のことと推察いたします。ボクは体調がすぐれない日々を過ごしておりました。残念ではありますが、今回をもちまして最後とさせていただきます。本コーナーは2年足らずでしたが(早来工営のグループ会社・三友プラントサービスの女子会が運営している「ゆんたくカフェ」から数えますと5年半ほどになります)いままでボクのしょーもないおしゃべりにお付き合いいただきましてありがとうございました。ほんとうに意外なことに幾人ものかたから過分なお誉めを頂戴しておりました。感謝以外のなにものでもありません。もし、ボクの願いがかなえられてお星さまになることができるのであれば、みなさまのご多幸をお祈りしたいと思います。ご自分とご家族の健康より大切なものなどこの世にはなにもないと思います。みなさまご自愛ください。それでは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カブの代理人よりひとこと:カブは先日8月14日未明、天に召されました。わたしは動物というか人間も含めていきものに接するのが苦手です。そんなわたしにかわってというのもなんですがたくさんのかたがたに愛情をそそいでいただきました。ほんとうにありがとうございました。この場をかりて御礼申し上げます。カブはきっと幸せなわんこだったと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

右前足の型です。カブは苫小牧市美沢の「ベルコット」霊園で眠っています。

【わんこブログ】油と動物シリーズ2「牛さん」

みなさま、こんにちは。カブでございます。お元気でおすごしですか。花粉症のかた以外はこの陽気にうれしいというお感じでしょうか? 前回に続きまして、油についてです。今回はさきに種明かしをします。牛さんというのはただ単につづりが同じというだけです。牛といってもBULL(雄牛)、OX(去勢牛)、COW(乳牛)といろいろありますが(以上の和訳はおおざっぱです)、COWです。Crude Oil Washing(原油洗浄法。この訳自体も微妙です)の略称がCOWになります。というわけで牛さんとは直接関係ありません。ただの洒落です。ごめんなさい。

え~と、油汚れを落とすには、油でが原則となるのはみなさまご存知の通りです。え、食器を洗うのに中性洗剤をつかっている? 「油よごれに~、女医、もといジョイ!」ああ、いやいや、もっともといだった。ボクの飼い主はK社さまにお世話になっているのだった。義理を欠くと飼い主に叱られるっす! 商品名をだすなら「キュキュット」です。うん? 遅いか? 確かに水と油という言葉があるとおり、通常混ざらない両者を「界面活性剤」をつかって境界面をあやふやにして汚れを落とすのが中性洗剤ですね。ですが、基本は油は油で、水は水で落とすというのが普通の発想です。話が少し飛びますが、衣類の洗濯で「ドライクリーニング」というのは水をつかわない、でも油性洗浄剤(多くは塩素系溶剤)を使用します。嘘か本当か、真偽のほどはわかりませんが、大昔、召使いがランプの油を洗濯ものにこぼしたところ、あぶら汚れが落ちたというところからとか(ウィキペディアでは近代の染色業者が発見者となっていますが)。「水」という非常にすぐれた溶媒を使用しない。けれどもほかの溶媒である「油」を使用する。水だけを考えるとドライなだけで、本当の乾燥状態かというと別なわけですね。さて、水性の汚れは水で、油性の汚れは油で、という発想からスタートしたのがCOWです。もともとは原油タンカーの洗浄でつかわれていた手法ですが、陸上タンクでも使用するひとたちがいらっしゃいます。COWの利点はいくつもありますが、そのなかに廃棄物の発生量が少ないというのがあります。油タンクの洗浄方法で高温高圧のスチームを使用するという手段もありますが、これですとどうしても含油水の発生があります。海上に浮かぶ船の場合、廃棄物の搬出もたいへんになるので廃棄物の発生量の多寡は大きな差になります。COW実施の場合、対象となる油のスカム(固まり)などは洗浄剤となる油に溶けて取り込まれるかたちになります。と、ここまで読まれたかたのなかには有機物はともかく、ミネラル等の無機物は溶けんだろうと思われたかたもいっらしゃいましょう。おっしゃるとおりです。ですが、もともとはいっていたものであり、許容範囲とのことでございます。残念ながらCOWについての紹介写真はございません。さきほど申し上げた通り、廃棄物の発生がほぼないため、産廃屋に声がかからないためです。インターネットで検索していただくと、動画解説があります。英語版ですが、とてもわかりやすいアニメーションがありますので英語が苦手なかたでも理解しやすいと思います。お時間のあるときにでもご覧ください。

下の写真は処分場上空をとぶ渡り鳥です。ワタリの季節になりました。関東以南のみなさまはそろそろ花見を検討する季節でしょうか。風邪など召しませんように。カブでした。それではまた。

 

【わんこブログ】油と動物シリーズ1「豚さん」

みなさま、こんにちは。お元気でお過ごしのことと思います。前回の予告で油と動物シリーズを2回にわたって記載すると宣言しました。なぜこの企画かというと、弊社早来工営と申し上げますか、グループ会社の三友プラントサービスというか、三友グループの出発点が廃油の回収及び、その分離した油の販売だったのに、意外にも弊社の従業員(特にお若いかた)自体が油に疎い側面があったりすることにショックを受けたからです。ここまでお読みいただいたかたのなかには、「油」で「脂」ではないのだろう、動物と油が結びつかないと思われたかたもいらっしゃいましょう。最後までお読みいただければわかりますのでご辛抱ください。ちなみに「脂」という漢字の左側、へんですが、「つき」ではなく「にくづき」です。時間がらみの「つき」に対し「にくづき」は体や肉関係を表します。いかん、また横道にそれてしまった。どうも、ボクは余計な話が多いですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これはボクの飼い主の取引先からご提供をいただいた写真ですが(H興業・Iさま、ありがとうございました)、なんだかわかりますか? これはパイプラインの内部に使用されるもので、通称「ピグ」と呼ばれます。配管の内径に合わせて用意されますので小さいものではわずか数センチメートルからあります。これは巨大バージョンで、1メートルにもなりますが、これだけ大きなものはめったにあるものではありません。ピグはパイプライン王国ともいうべき米国でよく使われていまして、そもそもは1本のパイプラインで別の油種、つまり最初にガソリンをおくって、次に軽油などをおくる際にその間にピグを入れていたそうです。こうすると1本のパイプラインでいろいろな種類の油に対応できて効率がいいからですね。でも、現在はこの方法はほとんどとられなくなったと聞いております。では、どうしているかというと、ガソリンをおくってすぐに軽油をおくったりしているそうです。え? カブ、そうすると混じってしまうだろうって? おっしゃるとおりです。かまわないようで、混じったものは「ミックス」と呼んで、これはこれで単価を廉価にして販売するそうです。それでもかまわないというお客様がいらっしゃるんですね。カロリーさえあればいいということでしょうか。尚、この方法が使われなくなった理由ですが、情報がないのでボクの想像でしかありませんが、わざわざ油種変更の際にピグを入れるのが煩雑だったのではないかと思います。ちがうかな? そんなわけである種の仕切り板としての需要はなくなったピグですが、掃除用具としての出番が残っていまして、定検工事や解体工事で使われています。写真のピグも洗浄後のものです。小型のピグは高圧空気で撃ち出すことが多いです(そう、現場のかたは撃つと表現します。言われてみると弾丸に似ていますね)。一方、写真のような巨大なものは空気では無理な話で、水を使用することが多いようです。ボクの知る現場では海水を使用していました。で、使用後のピグですが、廃棄されます。小型のものですと簡単ですが、巨大なものですと難儀します。焼却炉にそのまま入りませんから。弊社札幌工場では切断してから焼却炉へ投入することになります。さて、ピグという名称ですが、米国でつけられたそうで、配管内部で動くときに「キュキュ」とか「ブヒ」とかまるで豚の泣き声を連想させることに由来するそうです。そう、ピグは「pig(豚)」からです。そんなわけで今回は「豚」さんでした。え、カブ、また駄洒落の類かよって。そうです。そんなもんです。えへへ。動物性油脂とはまったく関係ありませんでした。それでは、また、カブでした。次回は「牛」さんです。毎度このブログをお読みいただいている賢明なる諸氏におかれましてはお気づきのとおり、次回も動物性油脂とは関係ありませんので念のため。そうだ、牛がなにを意味するのか正解されたかたにはクリスマスリース(本年11月ころのお届け予定)をプレゼントします。リースは弊社が栽培しているブドウの枝を使用したものになります。手作りになりますので多くはつくれません。もし、多数のかたの正解者がいた場合は抽選で3名様とさせていただきます。ご了承ください。ご応募は本ホームページにあります、「お問合せ」をご利用ください。社名が必須となっておりますが、これについては関係ございませんのでダミー(「1」とか「あ」とか)でもかまいません。「ご用件」は「その他」でお願いします。それでは今度こそさようなら。

【わんこブログ】ブラックひな祭り

みなさま、こんにちは。カブでし。えらい遅くなってしまいました。わるいのはボクではなく、ボクの飼い主です。あいつがぼーっとしておりました。そのぼーっとしている飼い主に飼われて早13年です。忘れもしません、あやつに買われたのは2006年3月1日の夜のことでした。雪が舞い散る夜でした。いや、そんなことはどうでもいいのです。ボクはひな祭りだというのに桜もちをいただけなかったのがショックなのです。5年ほどまえに三友プラントサービス・女子会運営の「ゆんたくカフェ」でクマリンについて閲覧者のみなさまをおどしておいたのですが(以下参照願います。http://yuntaku-cafe.com/薫風便り-Ⅲ/)、どなたもボクのおどしに屈することなく、よって桜もちをいただけないという、ボクにとっては悲しい現実があったりするのです。ぐすん。そんなわけでボクにはブラックひな祭りでした。みなさまは楽しいひな祭りをすごされましたか? 次回から油と動物と題して2回シリーズをお送りします。それではまた。3月11日にお会いしましょう(次回は遅れません、たぶん)

【わんこブログ】余震!

みなさま、こんにちは。カブです。ブログ更新が1日遅れてしまいました。お元気ですか? 揺れました! 怖かったです! 2019.02.21の夜、再びの大きな揺れに体が硬直しました。とはいえ、昨年秋のときとはちがい、ボクのまわりでは被害はほぼなかったかな。いまのところ飼い主のガラス製品が1個破損したぐらい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真のコップは撮影用に載せただけで、もちろんストーブの上に載せていて被害にあったわけではありません、念の為。当日22時半には飼い主といっしょに出社して事務所の損害状況を確認しました。破損したものはなく、山ちゃんの電話の受話器が落ちていたぐらい。耐震装置が働いてストーブが止まっているのではないかと思ったのですが(火災防止の為にも当然そうなってもらわないといけないのですが、問題はそのあとで、今度は水道凍結の心配があります)意外にも営業部事務所は通常通りにストーブが稼働していました。ちなみに隣に設置してある現場作業員・運転手用詰め所(プレハブ)のストーブ3台はすべて停止していました。今朝も前回同様、お客様や関係者からお見舞い・激励の電話を頂戴しました。ありがとうございます。なかにはご自分のところの設備確認中のお客様までいらっしゃいました。恐縮する次第です。無事であること、及び弊社早来最終処分場が通常営業中であることをご報告申し上げます。春の訪れを感じさせるこの頃ですが、みなさまにおかれましてはご自愛くださいますよう。それではまた、カブでした。

 

【わんこブログ】関東地方降雪のお見舞い

毎度、カブでございます。先週土曜からの三連休、関東地方は降雪になったとお聞きしております。お見舞いを申し上げます。本日2月11日は千葉などで結構な降りになったとか。9日土曜日もそうだったのでしょうか。9日は東京23区や神奈川でも積雪になると前日8日時点での天気予報ではなっていました。ボクの飼い主はこの時点で9日の神奈川県への日帰り出張を半分諦めていました。でも、結局たいしたことにはならずにすんだようですね。これだけ天気予報の精度があがっている現在でも関東の降雪予報は難しいのだとか。南岸低気圧の影響が大きいそうではありますが、そのほかの変動要因が多く、また降雪のメカニズムでわからないことが多いのだとか。尚、気象庁気象研究所では雪が降ったときに雪の結晶の写真を募集する「関東雪結晶プロジェクト」を実施しています。市民参加型の研究手法、シチズンサイエンスですね。興味のあるかたは気象庁のホームページをご覧ください。関東圏はもともと少雪なので研究データが足りないそうです。スマートフォンがあればことたります。ご協力いただければ幸いですって、ボクは気象庁のまわしものか!? いやいや、なにももらっていませんよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

早来最終処分場周辺は穏やかな三連休でした。積雪になった地域のみなさま、おあしもとにお気をつけておすごしください。それではまたカブでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【わんこブログ】除雪

みなさま、こんにちは。お元気ですか? カブでございます。ボクはおかげさまでなんとか元気です。

前回厳寒期について書きましたところ、冬って最終処分場の運営ができるの? というお問い合わせを頂戴しました。できます。というか通常通り運営しております。豪雪地帯では冬の受入が不可能な最終処分場もあるとお聞きしております。ですが、弊社早来最終処分場は幸いにしてそこまでの積雪地帯ではありません。北海道勇払郡安平町早来新栄が所在地になります。安平町も結構な面積ですのでその場所によって積雪量がちがいます。同町南側の遠浅地域ですと太平洋岸に張り付いている苫小牧市に隣接していますので積雪は割と少なく、反対の追分地域ですと夕張郡由仁町に隣接していますのでそこそこの積雪量となります。早来最終処分場はその中間くらい、やや遠浅よりです。TVニュースでながれる新千歳空港と同じくらいと思っていただけるとよろしいかと。え、それでは充分多いんじゃ? と首都圏のかたは思われるかもしれませんね。ま、確かに。なので朝、除雪作業から仕事という日があります。敷地面積が46ヘクトアール超(東京ドームのざっと10倍)ほどあり(とはいえ全部を使用するわけではありません、ごく一部のみではありますが)、人力というわけにもいきませんゆえ、当番のものが早朝より重機でというスタイルになります。除雪した道路をお持ち込みのお客様や弊社の引取車両がゆきかうことになります。ま、なんとかできております。それよりも他地域の地吹雪がひどくて引取車両の運行取りやめという事態が先日もございました。ホワイトアウトになるとどうにもできませんね。無事故無災害が一番です。

それではまた、カブでした。インフルエンザが猛威をふるっているそうですね、ご用心なさってください。

 

【わんこブログ】厳寒期 と 木くず

みなさま、おはようございます。北海道弁でいうところの「しばれる」寒さです。今朝もダイヤモンド・ダストが……いやいや、嘘です。そこまでではないです。しかし、しばれるという表現も冷静に考えるとなんというか、奇妙というか独特の表現ですね。余りの寒さにからだが凍りつく、なにかひものようなもので「縛られる」ようだという意味なんでしょうかね。確かに余りに寒いとからだに痛みがくいこんでくるような気がします。このあたりでは余り聞きませんがもっと冷え込むところでは立木が縦に裂けたりするそうですから。

さて、「廃掃法」でいうところの「木くず」についてです。(今回も強引な展開だ。立木から木くずにもってきたぞ、えへへ)木くずも紙くず同様業種指定のある分類になります。木材または木製品の製造業、パルプ製造業、輸入木材の卸売業、物品賃貸業にかかわるものと建設業、貨物の流通のために使用したパレットとなっています。パレットは以前はパレット製造業以外から排出された場合、一般廃棄物になっていましたが、改正により製造業以外からのものもすべて、また、梱包用木材も含めて産廃になりましたのですっきりしました。運送業など、場合によっては結構なボリュームになりますので市町村の処理場が受入をいやがるという現実がありました。同様に建設業がらみで申し上げると伐採木や抜根(工事まえから自生していた樹木など)も産廃になりましたので排出されるかたが悩まないですみますね。これも一廃と産廃の解釈が混在していた事案で煩悶されるかたがずいぶんいらっしゃいました。それではまた。寒さ厳しいおりご自愛ください。カブでした。

【わんこブログ】成人式

皆様、こんにちは。年末年始はいかがでしたでしょうか。英気を養われたことと存じます。ぼくは食っちゃ寝を繰り返しておりました。ま、散歩はまぜていたのですが。いけませんね、こんなことでは。どこぞの5歳児に叱られそうだ。さて、松が取れたと思ったら成人の日だとか。世の中はイベントがてんこ盛りですね。成人の日って歴史があるようなないような。由来は元服などになるのでしょうか。成人の定義もさまざまでしょうし、広い意味での通過儀礼としては世界中にありますよね。ボクの飼い主が言っていたもっとも恐ろしい通過儀礼としては、ある部族の方法で、石を使ってペニスの皮を切るというやつですかね。なんでも父親が立ち会いだそうで、悲鳴をあげようものならその場で首を切られるとか。おお、想像するだに恐ろしい。それでは、通過儀礼とインフルエンザにお気をつけてお過ごしください。カブでした。

【わんこブログ】謹賀新年

カブより謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。本年もよろしくお願いいたします。 それでは元旦のパトロールに行ってきます。ご安全に!