産廃屋ワン子のひとり言

【わんこブログ】Merry Christmasっす!

みなさま、こんにちは。お元気でお過ごしのことと存じます。このスペースでみなさまに接することができるようになって早一年でございます。これまでお付き合いいただきましたこと、厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。っていうとなんか終わりな感じですが、まだ少しは続く予定ですので、今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真でおわかりのとおり、早来最終処分場はほぼ雪がない状況です。ありがたいことです。さて、みなさまにおかれましてはいろいろなことがあった一年ではないかと推察いたしますが、弊社、わけても早来最終処分場においてはいろいろなことがそれこそてんこ盛りな一年でした。2018年、今年一年、弊社中間処理場・最終処分場をご愛顧いただきましたこと、また、地震のおりには激励やご支援をいただきましたこと、更にはボクのしょうもないブログをお読みいただきましたこと、重ねて重ねて御礼申し上げます。ありがとうございました。また来年も元気でお愛(お、誤変換だ。でもこの誤変換はいいな)、お会いしたいです。それでは、よいおとしを。カブでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ワン子ブログ】夕暮れ と 紙くず

みなさま、こんにちは! カブでございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日没が早いですね。ボクはそれほどでもないのですが、ボクの飼い主はとてもいやがります。ご存じのとおり、冬至と日の入りがもっとも早くなる日は一致しません。ざっくりで申し上げれば12月4日~12月15日くらいの間がもっとも早くなる時期で、更に秒単位まで気にすれば今年の場合は12月9日になりましょうか。なので正確には本日はもう日没が遅くなるほうに動いていると飼い主に言ってやったのですが、納得しません。わからん奴だな。

前回の動植物性残さに続いて今回は「紙くず」についてです。「紙くず」も「動植物性残さ」同様に業種指定がありまして、「紙くず」の場合は「(工作物の新築、改築、又は除去で発生する場合の)建設業、(パルプ、紙又は紙加工品の)製造業、(印刷出版を行う場合の)出版業、製本業印刷物加工業」に限定されています。ですので、弊社のような産業廃棄物処理業にしろ、あるいは上記にある建設業であったとしても事務活動や営業活動から廃棄されたものは産業廃棄物には該当せず、一般廃棄物になります。一般廃棄物である以上、民間の産業廃棄物処理業者ではなく、みなさまの所在地である自治体にお願いすることになります。「廃掃法」ではもちろん、自らが処理するのが原則で、それができない場合に委託することになりますので、ご自分で処理できればそれにこしたことはありません。しかし、なかなか難しいですよね。パンフレットや包装紙、紙袋まで一廃廃棄物です、これらを製造したところは別にして。自治体の対応がまちまちであること、また、機密系の紙は自治体処理したくないなど、排出者にはいろいろと頭の痛い現実があります。機密ではなくとも、ブランドマークの入った包装紙などもきっとブランドの毀損を気にされるご担当者さまにとってはご自身の立会いのもと焼却処理してほしいのではないでしょうか。長くなってしまいました。最後までお付き合いいただきありがとうございました。それではまた。カブでした。

 

 

 

 

 

 

 

【ワン子ブログ】鳥! と 動植物性残さ?

みなさまにおかれましてはご健勝のことと存じ上げます。カブです。暖冬の予報は当たっているようで、本日(2018.12.01)よりも明日、明後日のほうが気温が上がりそうとのこと。札幌あたりでは12月の最高気温の記録更新になるのではないかとも。ではあるものの季節が冬であるのはもちろんで、である以上このあたり(早来最終処分場周辺)にはいつものごとく、渡り鳥を目撃する時期です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

近くには日本有数の渡り鳥の中継地であるウトナイ湖がありますので当然といえば当然でありまして、処分場上空を群れ飛ぶ渡り鳥をごく普通に目撃しますし、近くの牧場などで羽を休めるかれらを見ることにもなります。写真の鳥は数えるほどでしかありませんし、どうということもありませんが、これが夜の帳(とばり)が降りたばかりで畑一面にうごめいているとなれば少し気持ちがわるいほどです。いまよりももう少しまえの時期、雁なんでしょうか、すごい数のときがあります。

前回予告した動植物性残さについて少しだけお話をさせていただきます。(渡り鳥の話から動植物性残さへって強引というか、なんだかな~って感じはしますが)弊社北海道事業所(主に札幌工場)では広義の「廃製品」処理依頼が多いです。わけても「食品」の依頼が多く、時折、廃掃法上における分類で「動植物性残さ」を使いたがるお客さまがいらっしゃいます。確かにお気持ちはわかるのですが、この分類には注意が必要です。「動植物性残さ」には業種指定があるうえにその工程にも規定があるからです。業種指定というのはある特定の業種から発生した場合のみ産業廃棄物として取り扱うことを意味しており、動植物性残さの場合は「食料品製造業、医薬品製造業、香料製造業」の3業種です。また工程は「製造工程から発生する固形状の動植物性不要物」からのみとなります。例えばです。レトルトのカレーを作る会社さまがいらっしゃったとして、できあがったレトルトカレーに不具合があり、廃棄したいとします。(縁起でもない? ごめんなさい。おゆるしくだされ)分類を「動植物性残さ」単独にしたいとすると産業廃棄物にはならない可能性が高いです。製品となってしまった以上製造工程から出たとはいえないからで、一般廃棄物となります。もっとも(一部の例外を除いて)たいがいの自治体は会社から出る廃棄物はなんでもかんでも産業廃棄物といいたがる傾向がありますので一般廃棄物として自治体の処理施設が受け取っていただけるかどうかはまた別の話です。産業廃棄物か一般廃棄物かの線引きは各自治体の裁量権の範囲内と思われますので。一方、製品でありますのでパッケージ部分があります。なので、「廃プラスチック類」「金属くず」との混合と考えれば、産業廃棄物といえる可能性は当然残ります。更にいえば「動植物性残さ」ではなく、「汚泥」「廃油」であれば業種指定で悩む必要はなくなるかもしれません。ではあるものの「動植物性残さ」で産業廃棄物になる例としてはどんなものがあるでしょう? 製造工場の現場に戻りましょう。製造ラインから出る端材、例えば肉のきれっぱしとか今回製造したのはシーフードカレーだったのでエビの殻であるとか、はたまたジャガイモの皮とかでしたら産業廃棄物になりますね。

少しといいながら長くなってきました。そろそろ終わりにしますが、「動植物性残さ」の話で引き合いに出されることが多いのが「おから」ですね。TVのクイズ番組でおからが産業廃棄物だと出題されたりもします。トリビアとしてはおもしろいですが、「ちょっとね」という気がします。最高裁判決で産業廃棄物と認定された事例があるのは事実です。しかし、すべてのおから=産業廃棄物ではありません。この事案についてはおからを産業廃棄物と判断するということであって、店頭でみなさんが購入するおからが産業廃棄物ではないのです。尚、この判例は廃棄物業界では非常に重要な判断材料であり、一般に「総合判断説」と呼ばれます。これについての解説はまたの機会にします。それではまた。カブでした。暖冬かもしれませんがご油断されないようにおすごしください。

 

【ワン子ブログ】初雪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ついに降ってしまいました。長~い冬の到来です。みなさま、こんにちは。お元気ですか? カブです。本日(2018.11.21)未明、ここ安平町界隈にも降雪がありました。初雪ですね。札幌は昨日(11.20)だったそうで、実に128年ぶりの遅さとか。1890年(この年は第1回衆議院議員選挙が行われました。古いですね)の観測も11月20日とのことですので記録タイですね。とりあえず、安平町では根雪にはならずにすみそうです。雪にご縁のないかたのために申し上げると、通常、初雪と根雪が始まる時期はずれますが、まれに(数シーズンまえにありました)一致することがあります。そうなるとなかなかたいへんな冬ということに。ボクの飼い主は雪がきらいで(でも暑いのも苦手で)暖冬予報を信じて春を待つそうです。あ、そうか、雪にご縁のないかたにって、考えてみればそういうかたは根雪それ自体、ご存じないかもしれませんね。すいません。案内不足でした。え~と、日中気温が高い時期に降った雪は当然ながら融けます。ですが、気温が下がってきますと融けないうちに次の雪が降り、段を重ねることになります。下になった雪(または融けない状態・時期)を根雪と呼びます。ひとによっては根雪ではなく寝雪と書くかたもいらっしゃるようです。辞書にはなかったりしますが、これはこれで風情があっていいような気がボクはします。それではまた。

そうそう、いいかげん廃棄物の話をしないと叱られそうです。早来工営のホームページにも「廃掃法」上の分類などを載せる予定があるようなのでその解説もさせていただこうかと考えています。ご質問の多い「動植物性残さ」あたりからいってみますか。では次回に。

 

【ワン子ブログ】暖冬?

皆さまにおかれましてはご健勝のことと存じ上げます。カブです。北海道、もとい、北海道をひとくくりにしてはいけないと申し上げたのはボクでした(ワン子ブログ「狭さと面積について」をご参照くだされ)。早来最終処分場のあたりと言い直します。なんか冬っぽくないです。妙に暖かでございます。先日のTVニュースでも初雪の観測が28年ぶりに(遅くなるほうに)更新とか。28年まえ、1990年は11月10日頃が初雪だったようです。札幌圏はどうも13日あたりに初雪観測になりそうとか。でもこの界隈はもっとあとじゃないかな~。今日11月11日もトンボちゃんが何匹も元気に飛んでいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雪虫(ほんとうはアブラムシですが)も1匹目撃しただけですね。北海道では雪虫を見ると降雪がちかいと感じられるものですが。さて災害廃棄物です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

弊社も微力ながらお手伝いをさせてはいただいておりますが、なかなか終わりが見えない感じです。本来であれば積雪まえに片付けたいところではありましょうが、難しい状況のようです。暖冬に救われている側面もありましょうか。ボクは残念ながらお役にたてないで、申し訳ないかぎりです。みなさま、体調管理にお気をつけください。それではまた。

 

【ワン子ブログ】犬の日と震災廃棄物

皆様、お元気ですか。ボクは元気です。本日11月1日は「犬の日」だそうです。ワンワンワンの語呂合わせだそうで、制定してから30年以上にもなるんだとか。犬の日だからボクを大事にしろって言ってもだれもきかないんだよな、うちの事務所の連中ときたひにゃ。ま、いいけどね。

あと、紅茶の日なんだとか。大黒屋光太夫がロシア皇帝エカチェリーナ2世の茶会に招かれたことからだそうです。日本人で初めて紅茶を味わったひとということですね。ボクの飼い主は紅茶きちがいで、やつの唯一の取り柄は紅茶をうまくいれることとか、で、ボクも飲まされましたが、ボクは苦手です。苦いんだもん。

先日来、弊社でも震災廃棄物の片付けでお手伝いをさせていただいております。写真は厚真町の震災廃棄物集積場で、けっこうな量に思えますがこれでもあらかた終わろうかというところで、いかに膨大な量だったかが想像できます。尚、安平町はまた別で、同町の処分はこれから本格化します。そうそう、弊社処分場も紅葉がすすみました。それではまた。

【ワン子ブログ】つよいトイレ

みなさまにおかれましてはご機嫌うるわしいことと存じ上げます。カブです。タイトル、変ですか? 少し省略しているのでこんなタイトルになってしまいました。「災害につよいトイレ」という意味でした。ワンコのボクはそのへんにするからいいのですが(そのあと飼い主が泣きながら拾っていたりするわけです)、人間さまはそうはいきませんよね。断水になると途端に悲惨なことに。弊社早来最終処分場ではバイオトイレを設けております。今回の震災時には活躍することになりました。とはいえ、設置のきっかけはリスク管理などとたいそうなものではなくて、やむにやまれずというのが本当のところでした。けっこう、すぐれものです。ニオイはありません。

 

おわかりになるでしょうか? 中におがくずが入っています。撹拌しなければならないので、弊社で使用しているタイプは電気を使用しますが、人力式もあります。電気使用なら震災対応にならないと思われるかたもいらっしゃいましょうが、発電機をたまにつないであげるだけですむのと毎回けっこうな水を用意するのでは煩雑さの度合いがちがいました。ただ、不満としては外観がいまひとつというか、おしゃれな感じは皆無です。このあたりが今後の課題でしょうか。それではまた。カブでした。

 

【ワン子ブログ】誕生日

ハッピーバースデー、ボク。昨日10月10日はボクの13回目の誕生日でした。犬で13歳といえばけっこうな年齢でございます。そういえばジャンプがつらくなって久しい気がします。ウェルシュコーギーは胴長ゆえにヘルニアになりやすい犬種とか。気をつけねば。って気をつけてどうにかなるものでもないか。ボクは太りやすい体質なのでエサを制限されているのですが、誕生日の昨日はいっぱいもらいました。なので、ちょっと満足、ちょっと苦しいです。

 

みなさまにおかれましては健康に留意のうえ、ご多幸な日々をおすごしくださいますよう、お祈りしております。カブでした。

 

 

【ワン子ブログ】お風呂

みなさま、おはようございます。もはや、一日遅れがふつうになってきましたカブです(あまり反省している感じがしませんか?いや、しているんですよ)。お風呂にはいりました。さっぱりしたっす。ボクはお風呂が苦手で、毎回飼い主とバトルになります。飼い主がお風呂へいれるのがヘタだからなんですが。お風呂といえば、今回の震災で弊社が運営している「鶴の湯温泉」を開放して近隣のかたから喜ばれました。ボクはなんの力にもなっていないのですが、そんなお話をお聞きするとなんだか嬉しいです。裏話になりますが、源泉は震災直後に問題ないことが判明、同施設は沸かし湯になるのですが、燃料も確保ずみで、洗い湯用の水さえ確保できれば、すぐにも開放できたのです。自衛隊も町からの要請さえあれば同施設に給水できるとおっしゃってくれたのですが、自治体の職員さんに余力がなかったようでなかなか動いてはいただけませんでした。結局、鶴の湯温泉への通水が再開してからの開放になってしまいました。残念です。どことは申し上げませんがお隣の自治体では職員さんが融通をきかせて活躍されたお話も耳にはいってきております。土壇場でこそ力がためされるのですね。カブでした。それではまた。

【ワン子ブログ】その後

またしても更新が1日遅れてしまいました。ごめんなさい。昨日(2018.09.21)までの数日間はさわやかな天気が続いて、気持ちがよい日々でした。みなさまにおかれましてはお元気でおすごしのことと思います。あらためまして、カブです。前回のご報告でここ早来最終処分場が通水になったもののまた断水になるかもと申しました。やはり9月11日に通水になったのは間違いというか本当の意味での通水ではありませんでした。水が蛇口からでることはでるけれども日に日に水圧がよわくなっていき、ボクの飼い主が9月18日に安平町水道課に電話したところ、早来最終処分場の所在地は回復状況になっておりませんとの回答。付近の回復にともなって、いったん通水した圧力がのこっていたようです。まだ2~3日は必要とのことでした。で、本日22日朝、蛇口からほとばしる水を確認して、ほっとしました。当たり前のことがほんとうにありがたく感じられます。電気もそうですし、水道もそうです。余震が続くなか不断の努力をされたみなさまに感謝申し上げます。ありがとうございました。

そんななか、残念なこともありました。今朝ボクの飼い主が社宅から会社に向かおうとくるまを出そうとしても国道に出せなくなっていたそうです。弊社の社宅から国道へつながる私道はそこそこの広さがあるのですが、堂々とその真ん中にマツダの白いSUVが駐車してあるのです。ご丁寧にも斜めにして、完全に封鎖。私有地ですよ。またされること延々数十分。胸に大きなカメラをぶら下げた女性がやってきて「すいません」と聞こえないよう声でくるまを移動したそうです。被災地はニュースネタとしてはもってこいなのでしょうが、被災者の生活を妨げていいんでしょうか。こういう非常識なかたが報道にたずさわっているのかと思うと暗澹たる気持ちになります。

なんかいやな話をしてしまいました。ただ、善意で動かれている大勢のかたにも接しています。今朝も三連休ということもあるのでしょうか、たくさんのボランティア活動をされているかたがたをおみかけしました。ほんとうにありがとうございます。復興がかないますように。それではまた。カブでした。